OKETA COLLECTION

OKETA COLLECTION: TIME MIXED

2023年4月に開催されたの桶田コレクションのコンセプトメイキングをメタバースプロジェクト「¥u-Gi-¥n/遊戯苑」のファウンダー・クリエイティブチーム「Yu-Gi Labs(https://yu-gi.io/)」が協力。一般公開してから5周年の節目となるOKETA COLLECTIONのテーマは「TIME MIXED」。室町時代の骨董美術から現代アート、そして、未来を指し示すデジタルアートに至る時代を超えた作品展示によって、浮き上がる「芸術を愛でる心」「人のつながり」の普遍性を表現する。

■メインビジュアル

本展覧会の各種メインビジュアルをYu-Gi Labsが担当。

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アートを愛でる心とは何なのか。

芸術を純粋に美しいと捉える感性。

古来より王侯貴族などの支配者階級が己の地位を誇示するためのツール。

物質的な価値を超えた巨大アート市場が形成されてきた歴史は、猿と人間を隔てる認知の能力を象徴しているとも言える。

虚栄心や嫉妬、欲望、人々が手を取り合う協調をも生み出す。

それは、世界の平和も破綻をも引き起こす動力。

人間が人間である証。

時代を超えても逃れることのできない人間の「業」のようなものかもしれない。

私たちは、桶田コレクションのロゴマークを普遍的な「アートを愛でる心」そのものとして表現。人間の逃れることのできないアートへの執着/カルマを、DNAや南京錠をモチーフに「囚われのハート」として表現した。さらに、アートを取り巻く市場性、デジタル経済圏の拡張による未来経済の危うさを感じるアートワークを設計した。

■デジタルアート展示

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Yu-Gi Labsは、TOKYO CYBERPUNKのアップデートをテーマに、NFTプロジェクト「遊戯苑」をはじめ、「META PUNK」表現の追求を行うクリエイティブユニット。本展示会では、時空を超えた芸術価値の体感をテーマに、ホログラム技術を活用したデジタルアート、会場を囲うLEDウォールで未来のランドスケープを表現した。

【作品1:SHIBUYA LANDSCAPE2056】

2056年の未来の渋谷を3DCGでタイムラプス表現。

混沌と再生の街、渋谷。

デジタルと現実が融合するMETA PUNK時代の象徴。

spiral会場全体を時空の歪みに見立て、その中心にデジタル空間としての未来の渋谷のランドスケープを映し出す。

【作品2:ALTAR 2056】

デジタルによって変革した未来社会。

外資本によって買収された渋谷。

デジタル資産を持たないFUNGIBLESの子供達によってつくられた祭壇は、放棄されたかつての遊戯場から収集されたパーツによってつくられた。

途方もない経済格差を願いを込めて。